みそ蔵の建設が始まりました。災害から一年経ち、昨日は、地域の方や支援者、建設関係者皆さんで黙祷。そして、今日、10月15日、2年目のスタートに上棟式を行いました。
「この建屋で、再び美味しい味噌がつくれますように!」小川夫妻をはじめ、関係者みんなで、心から祈願し、手を合わせました。
年内の完成を目指します。そして、機器類をなんとか調達設置して、年度内には設備を整えて、来年春からのみそ造りを目指します。
「機械類も全て新しいので、まずは、動かして調整をかけていく時間が必要」と小川さん。建屋の建設が進む様子を眺める姿は、嬉しそうでもあり、本当にみそが造れるのか、不安そうでもありました。
地域ではリンゴが赤く色づいています。「生命は力強い」と小川京子さん。荒れ果てていた建屋と母屋の前に、9月に播いた野菜のたねが、めぶき、青々と成長しています。「ちょっと遅かったからちゃんとできるかしら?」と、くったくなく笑う京子さん。白菜・野沢菜・ほうれん草・大根と、冬には小川家の食卓に並び、みそづくりの原動力になるはずです。
さて、河川敷の大豆はというと、実はたくさんつけていますが、まだまだ青く、収穫にはまだ時間がかかりそうです。このふゆに収穫し、選別できれば、来春、完成したみそ蔵で、被災後初めてのみそ仕込みを開始する予定です。