信じられない!喜びの大豆収穫 

2020年11月7日、長野市立中学校の1年生70名が大豆を収穫しました!

枝にびっしりとついた、たくさんのサヤ。6月にまいた大豆の成長を目にした中学生は「信じられない!」と、驚きの声。

たくさんのサヤをつけた大豆

サヤを割って開くと、コロコロした大豆が2~3粒。「うまく育てば1粒が約100粒になる」と言われた小川さんの言葉を実感した瞬間です。途中で草取りを手伝ったり、写真で成長の様子を見たりしていたはずなのに、信じられない不思議さ。芽が出て葉を広げ、背を伸ばして咲いた花がサヤに変わり、葉を落とす。7月の大雨で浸水しても負けなかった生命力の強さ。半年足らずの間に起きた生命の循環。手にした大豆が「うれしい!」、貴重な体験になったようです。

束ねた枝を脱穀機へ

腰の高さほどまで成長し、茶色く乾燥した大豆。指より太く育った幹は手で折れず、引き抜くことも容易ではないと、小川さんが草刈り機で刈り倒してくれていました。畑に横たわる枝を拾い集め、5本ほどを束にしたら、順番を待って脱穀機の投入口へ。引き込まれた先で分けられた大豆が袋にどんどん溜まっていく。約70人で繰り返し、1人5回ほど。約80kgが収穫できました。

普段は家族数人で何度も往復しながら淡々と繰り返す収穫作業。今日は、長野市立中学校の1年生たちといっしょに、手早くにぎやかに作業できました。途中でこぼれ落ちたサヤと大豆も「もったいない」と、みんなで拾いました。

みんなで拾った大豆は学校の授業で使うそうです

小川さんは、テレビのインタビューに答え、「この特別な大豆を大事に使って、味噌を仕込みたい」と笑顔。蔵の再建は、内装の段階。年内に完成し、年明けから機械を入れ、春にはいよいよ味噌の仕込み。それまでに行うのが、大豆の選別。小川さんは「口に入れ、体に入るものだから」と、虫に食われたり、病気になったような大豆を外し、「良いものを選んで味噌にしたい」と意気込んでいました。80㎏の大豆で仕込む味噌は、麹の量にもよるが、だいたい300㎏になるとのこと。楽しみは、まだ先へと続いていきます。