2019年10月7日に全国味噌鑑評会に出品。13日に台風19号により千曲川が決壊し、醸造設備も仕込み中のみそも壊滅に。混乱の中、30日「2019年農水大臣賞受賞」の知らせが届いたのです。
自家栽培の地大豆を使用し、昔ながらの微生物によるみそづくりを探求してきた小川さん。出品したわずかなみそから、県工業技術総合センターが酵母や乳酸 菌などの抽出に成功しました。
小川泰祐さんは4代目。大豆を持ち込んでみそを仕込んでもらう「みそ屋さん」としても親しまれてきました。「地域のみそ屋さん」の復活は、被災者や支援者の心の糧となるに違いありません。