集中豪雨から1ヶ月、復活した大豆を中学生が手入れ!

8月8日の朝8時、小川醸造場の大豆畑に、5人の中学生が出現!!

キセキのみそ復活プロジェクトが応援する小川醸造場のみその原料となる大豆(ナカセンナリ)。大豆畑に市立長野中学の2年生4人と、1年生1人が、草取りボランティアに来てくれました。

NPOなど30団体が作る「ながの協働ねっと」が主催する「地域まるごとキャンパス」。学生がNPOや地域の大人と一緒に社会課題解決にチャレンジする企画です。キセキのみそ復活プロジェクトも参加して一緒にやってくれる学生を募集しました。

昨年10月、長沼地区の河川敷には、小川さんが植えた大豆がたわわに実り、収穫の時を待っていました。ところが台風19号により、河川敷は濁流が押し寄せ、堤防が決壊する状態になりました。育てていた大豆は全滅。さらに、味噌蔵やその設備、貯蔵していた味噌、農機具などもすべて流されてしまいました。

「まずできることから」と、河川敷で5月14日、市立長野中学の1年生が協力し味噌の原料となる大豆ナカセンナリの種を撒きました。

芽が出て、20センチぐらいに育った7月8日、小川さんからキセキのみそ復活プロジェクトのメンバーに一方が入りました。なんと、集中豪雨で再び、河川敷が冠水し、大豆は瀕死の状態に。小川さんの心情を考えると本当に言葉が見つかりません・・・・

キセキ的に大豆が復活! そして花をつけました

まさに、キセキ。水が引いたあと、大豆の苗は少し弱々しくも、しっかり空に向かって成長を始めました。そして、花が咲いて・・・・。小川さん夫妻の努力と、応援するみんなの気持ちが大豆に届いたのでしょうか・・・。

こんなに大きく成長したとは思わなかった!

草取りに参加した市立長野中学2年生

集中豪雨から丁度1ヶ月、8月8日の草取りの日、大豆は大人の胸の高さまで成長していました。梅雨が長かったこともあり、日照不足できちんと実るのか!? との心配もありますが、この日、集まったプロジェクトのメンバーや中学生と保護者で大豆の成長を小川さん夫妻と一緒に喜びました。

9月には身が膨らんできて、10月には大豆がしっかりと実り、11月の収穫に向け期待が膨らみます。

草取りの最後に、小川さんから、味噌作りには大豆が大事な原料であることや、どうやって味噌ができるのかをお話しいただきました。

収穫時にはまた、中学生に脱穀体験をする予定とのこと。来年春のみその仕込みに向けて、小さなキセキがもう起き始めています。